相続のポイント② 納税対策

20160628

今日は前回から引き続き、
【おさえておきたい3つのポイント】の
2回目、「納税対策」をお届けします。

もちろん、ここでいう納税とは
『相続税』に関することなのですが…

この『相続税』の納税方法は
大きく分けて3つあります。
1.現金一括納付
2.延納
3.物納

このなかで 1.現金一括納付 が 納税方法
の原則
となっています。
2.延納、3.物納は、現金一括納付が
困難な場合に設けられた例外措置です。

延納、物納で納付する際にはそれぞれ一定
の要件がありますので、詳しくは後日紹介
したいと思います。

さて『相続税』は現金一括納付が原則である
ことはお分かりいただけたと思いますが、こ
こでのポイントは「納税分の現金を用意して
おくこと」
です。

実際に、納税に必要な現金や預貯金がなく、
泣く泣く相続したばかりの不動産を売却し、
納税資金を調達したという事例が多く存在します。

「税金のために家を売る…」
こんな悲しいこと考えたくないですよね。

相続税を納付しなければならない場合は早い
段階から納税資金の用意をされることをオス
スメします。

現金を用意するにあたっては預貯金を増やす
ことも方法の一つです。
また、生命保険を活用することも、納税資金
調達方法の一つになるかもしれません。
保険の活用については、改めて紹介します。

いずれにしても納税のために、せっかく引き
継いだ財産を手放すことは避けたいところで
すよね。

ところで、みなさんは相続が発生した時に、
「自分がいくら相続税を納付するのか」
だいたいの金額をご存知ですか?

最終的な納税額は、実際に相続が発生した
時に計算されますが、おおよその額を今の
うちに把握しておくことも相続の事前準備
の一つです。

財産リストを作成し、一度お近くの税理士
さんに相談されてみてもいいかもしれません。

やはり、相続に関しては、事前にしっかり
準備することが大切ですね。

次回は【おさえておきたい3つのポイント】
3つ目の「節税対策」をお届けします。

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