相続税 ~計算の流れ~

20161020

こんにちは!

先週末、丹波篠山に「黒豆収穫」に
行ってきました。
トップ画像はその時の様子です。

収穫した黒豆は、さっそく塩ゆでに
してビールと一緒にいただきました。
(バスツアー最高!!)

本当に美味しかったです。
農家の皆さん、本当にありがとう!!

 

さて本題に入りまして、今回は相続税の
計算方法について具体的に解説したいと
思います。

相続人一人一人の相続税額を算出する
流れは次のようになります。

 

1.すべての財産の評価を出す
「プラスの財産」と「マイナスの財産」の
評価額を全て洗い出し、全財産の評価額を
確定させます。

2.基礎控除を引き算
3,000万円+(600万円 × 法定相続人数)
引き算した答えを「課税遺産総額」といい、
相続税が課税される対象となります。

3.法定相続分で仮分割
2で出した「課税遺産総額」を相続人が
法定相続分を相続したと仮定して、一旦
分割します。

4.相続人それぞれの税額を算出
3の仮分割した結果をもとに、相続人
それぞれの税額を算出します。
この時に使う税率や控除額については
次回のブログで解説します。

5.相続税の総額を算出
4で求めた相続人それぞれの税額を
全部足し算します。

6.相続税を各相続人に割り当てる
5で算出した全体の相続税額を相続人の
実際の相続分に応じて割当てます。

7.控除、加算をする
相続人と被相続人の続柄などを理由に
さらなる税額の控除を受けることがで
きたり、逆に税額が加算されることが
あります。
具体的なことについては、何回か後の
ブログで解説します。

8.納付税額確定
1~7の計算を順番に行った結果
算出された金額が実際に納付しなけれ
ばならない税額となります。

 

「相続税」は税額の計算でも「消費税」と
ちがって、かなり複雑な計算方法をとって
います。
まずは、この計算の流れをしっかりと把握
してください。

 

次回は相続人それぞれの税額を算出する
ときに使う『税率と控除額』について
解説をしたいと思います。

大阪・阿倍野区、天王寺区、上西司法書士事務所(大阪府下出張無料)