土地の評価の補正(キックオフ)

20160930

こんにちは!

今回も土地の評価方法をテーマに
お届けしていきたいと思います。

前回まで3回にわたり、土地の
評価方法について解説してきました。

しかし、土地というものは形状や周辺の
環境によって、その評価が大きく変動し
ます。

つまり、同じ100平米の土地でも
使いやすい便利な土地の評価は高く、
使いにくい不便な土地の評価は低く
してあげなくてはなりません。

当然と言えば当然ですよね。

特に家が建っている土地(宅地)は相続財産
として所有されている方も多くいらっしゃい
ますので、この評価はシビアに行わなくては
なりません。

しかし、以前紹介した路線価方式での評価額
の算出方法では、場所的な価値しか評価され
ておらず、利便性まで加味することができて
いませんでした。

そこで、路線価方式で算出した金額を基準に、
その土地の利便性を加味してあげることで、
より正確な評価金額を出すことができます。

これが『土地の評価の補正』です。

宅地の評価の手順は、まず路線価による評価額
を算出し、次に補正を行う手順になります。
(ほぼ全ての宅地で共通しています)

当然、補正によって路線価評価額より高く
評価される土地もありますし、低い評価に
なる土地もあります。

以下、主な補正の方法を紹介していきます。

今回はキックオフということで、補正方法の
名前だけお伝えし、それぞれの具体的な補正
の内容は次回以降お伝えします。

 

【土地の評価の主な補正の方法】
評価が高くなる補正
・側方路線影響
・二方路線影響

評価が低くなる補正
・奥行価格補正
・間口狭小補正
・奥行長大補正
・がけ地補正

 

文字から何となくどのような土地に適用
されるか想像できそうですね。

 

次回のブログでは補正のなかでも最も重要な
『奥行価格補正』について解説したいと思い
ます。

大阪・阿倍野区、天王寺区、上西司法書士事務所(大阪府下出張無料)