土地の評価方法(宅地比準方式)

20160929

こんにちは!

今回も前回から引き続き、土地の
評価方法について解説したいと思います。

今回の評価方法は『宅地比準方式』です。

 

【宅地比準方式とは】
主に市街地にある田や畑、山林の評価額を
算出するために使われる計算方法です。

これは、その田や畑が宅地だった場合の
価額から、宅地に転用した場合の造成費用
を差し引いて算出する方法です。

市街地にある田や畑は、比較的、宅地に
近い評価額になる傾向にあります。

 

【宅地造成費用を調べる】
これも国税庁のホームページで調べる
ことができます。
国税庁ホームページ

上記リンクより、国税庁のホームページを
開いていただき、該当する都道府県をクリ
ックしてください。

つぎに、画面左「その他土地関係」の中の
「宅地造成費の金額表」を選択して下さい。

クリックして出てきた表が「宅地造成費用」
になります。

 

【宅地造成費用の中身】
宅地造成費用は、主に田や畑などの平坦地と
山林などの傾斜地に分けて設定されています。

平坦地では、宅地にするために必要な工事の
内容ごとに造成費用の平米単価が設定されて
います。

一方、傾斜地では、その傾斜度ごとに
造成費用の平米単価が設定されています。

傾斜地の平米単価には、樹木の伐採、抜根
の費用は含まれていませんので、平坦地の
伐採、抜根費がさらに加算されます。

 

造成費用の中身は深追いすると、いつまでも
書き続けることができそうなので、今回は
ここでストップしておきます。

詳しいことを知りたい方は、国税庁の
「宅地造成費用の金額表」をご覧ください。

 

次回は『土地の評価の補正』について
解説していきたいと思います。

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